スポーツ撮影の「動と静」1

川崎市でカメラマンをしております窪田です。はじめまして。

映像業界で約30年活動しております。詳細は、プロフィールをご覧ください。

さて、6月に入り、新体操の撮影が増えてきました。お仕事がいただけるのはありがたいことです。撮影大好き!です。

そこで先日、写真撮影のための勉強会がありましたので出席しました。

とても素敵な写真を拝見しながら、撮影ポイントなどを講師の写真家の先生に教えていただきました。

私は新体操の撮影は、ビデオカメラマンとしてがこれまで専門でしたが、これからは写真のほうもやらせていただこうと思っていますので。

新体操に限らずスポーツのビデオと写真の両方を学んで感じたのは、あくまで窪田個人の考え方なのですが

ビデオでも写真でも撮影ではなるべく被写体が画面からきれないようにカメラを動か(フレームワーク)しますね。

その際、私はビデオ撮影中になるべく「静」の時間を作るのを心がけます。

どういう意味かといいますと。

被写体の動きを読んで、被写体の位置が変わらないときはカメラは動かさない、例えばその場で回転しているときは、カメラも静止する、なるべく左右上下、ズームをしない!という風に。ほんの数秒間ですが、1分半の競技中の何度かの「静」が映像全体に落ち着きを感じさせ、より選手の技を引き立たすと思うからです。これが「動画の中の静」です。

逆に写真は、画像事態が静でその中に選手の躍動感をいかに閉じ込めるかが勝負だと思いました。つまり「静の中の動」です。

動画と写真の良いところを最大限に引き出して日々、撮影したいと思います!