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NHK朝ドラ「なつぞら」とテーマとスロー編集

川崎市のカメラマンの窪田です。

今日のNHK朝ドラ「なつぞら」はご覧になりましたか?すずちゃん可愛いですね。夕見子役のお嬢さんは哀川翔さんのお嬢さんだそうです。そういえば面影がありますね。他に中川大志さん、井浦新さんなどなど若くても実力のある役者陣がそろっていてさすがNHKです。

さて、ドラマの中で、主人公の同僚(中川大志さん)が上司に「ただ面白いだけのアニメでいいんでしょうか?僕はその中にテーマがあるべきだと思うんです。」みたいな事をいっていましたね。

確かに、日本のアニメや漫画には奥の深いテーマがありますね。なるほどこの頃からその様に作れてたのかと納得しました。

これと似たような話を先月くらいに知り合いの飲みの席で話をしたことがありまして。

最近のカメラや編集ソフトは、性能が良くて昔と比べて割と簡単に、スローにしたり質感を変えたりできるのです。が!そこが落とし穴だったりするのです。

世の中の映像を見ていて安易に全編スローをかけた映像の多いこと。スローをかければ情感がでると安易に考えている映像クリエイターっぽい人がいますね。素人さんならいいのですが、プロでこれをやっちゃダメです。

良い作品というのは、スローを使っていてもちゃんとそこにテーマがあるものです。または見せたいフォーカスしたいものがあります。

安易にただスローをしているだけの映像は、一度見ると飽きます。

ですが、ちゃんとテーマやねらいのある作品は何度見ても心を動かされます。

私のおススメはミスチルのギフトのPVですね。見えないはずの風や光の動きまで見えるようですし、登場人物のなんとも素敵な表情。そしてラストまでのドラマ性。これそお手本といったスローの使い方です。

是非一度、観てみてください。(残念ながらショートバージョンしか見つけられませんでした。)