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プロが教える動画撮影テクニック 撮影の心得 2

川崎市のカメラマンの窪田です。

今日はプロが教える動画撮影テクニック 撮影の心得の続編です。

 

(1)ビデオは「良いと思った瞬間」にRecを押しても遅いです。NGです。(常に先を予測して早めに撮影すること!)

その前後に最低でも2秒以上必要です。3秒見せカットつまり、1カットに最低5秒以上は録画が必要です。

それを踏まえて、早めにRecボタンを押しましょう。削ることはその後の編集作業でなくすことは可能です。

 

(2)基本的に、Fix重視で撮影する(カメラを動かすのは最小限)

ビデオは動画。されど、動くのはカメラではなく被写体です。ここ撮影時の最重要ポイントです!

プロでも上手なカメラマンほどFixを重視します。(ただし、対象物をフォローは別です。)

撮影時Fixは、実質秒数より長いような体感をします。慣れないうちは頭の中でカウントして下さい。

また、アップを撮影する際は、ズームに頼らず、なるべくならカメラマンが近くへ行きましょう。

ZOOMを使うとその分、手ブレが多くなります。カメラの液晶画面では気になりませんが、

自宅のテレビなど大きな画面で見ると想像以上に手ブレがひどくなってみえます。気をつけましょう。

また、ZOOMやPAN、移動しながらの撮影では、必ず前後か途中にFixを数秒行います。

テレビ番組など見ていると、PANやZOOMしていつも動かしている様に思いますが、必ず動かした前後には「止め」つまりFixを数秒入れています。これをするのとしないのとではプロか素人かの差が出ます。

 

(3)基本撮影には、「カット割り撮影」と「生かし撮影」があります。

「カット割り撮影」とは、後の編集作業時に1カット毎つなげていくことを想定して撮影する方法です。

 この方法ですと、1カット撮影した後に、自分のポジションをいくらでも変えることができます。

「生かし撮影」とは、別名「長回し撮影」とも言います。ポジションを変えずに撮影する方法とポジションを変えながらもそこも使えるようにスムーズにZoomやPanしながら撮影する方法と2つのテクニックがあります。

これらを状況によって使い分けて撮影して下さい。(尺を稼ぐのか、カットを稼ぐのか などで使い分けしてね)

 

(4)同ポジの回避。サイズやアングルを変えて撮影。

これもプロと素人の違いの部分です。知っていて同ポジにするのか、しないのかで意味合いは違います。

 

(5)音も重要!音もちゃんと録音できてこそビデオなのです。自分の咳払いやグリップ音などが入るのは絶対ダメ!

  写真に修正不可能な自分の鼻水が映り込むようなものです。視聴者に不快感を与えるので注意!

 

(6)音を聞きながら撮影する!会話の切れ目に合わせて使いどころを考えてRec、Pan、Zoomなどすること。

  しゃべり途中でプツっと切れたり、途中から使ったりだと違和感が発生します。気をつけて下さい。

 

以上、心得編でした。

 

撮影編集のご依頼はメディアスピリットまでお願いいたします。

 

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